寝室を作る!④ 窓際の壁にプラスターボードを張る 編
この状態からの続きです。
断熱材を付け終わり、プラスターボード(石膏の板)を張って壁らしくしていきます。
出窓から右は別の小さい部屋ですが、壁は共有なので一緒にやってしまいます。
木のフレームはプラスターボードを張る位置を考えて設計されています。
この形に沿って板を切り、ネジで固定するという流れで
要領は天井の時と同じような感じ。
ただ形がもっと入り組んでいるので、少し複雑な作業になります。
まずは一番大きい面、出窓の天井部分から始めました。
変形六角形を一辺ずつ測っていきます。
ここは特に形が複雑なのにも関わらず、
「繋ぎ目がないようにしたいから、大きい板を使って一枚で仕上げたい。」
とこの面用に特別サイズを購入し、失敗が許されない!と自らハードルを上げる旦那。
問題なのは角が多い、端の部分です。
角度とか計算し始めたら(できなかったけど)混乱してきました。
何度も言いますが、この家には真っ直ぐなラインというものがない為、
正確に変形六角形を測るのは至難の業。
そこで、余った板を使いテンプレートを作ってみました。
板を直接合わせながら切り、ヤスリで削って同じ大きさになるようにしました。
これを巨大な板の端に合わせて、線を引きます。
天井の時の教訓を活かし、後で調整できるように幅を少し大きめに。
普通の古いノコギリを使ってギコギコ…切り落とす時に支えていないと、
片側が落ちた重みで割れてしまうので注意しました。
板が細長い分、反動で割れやすくなるので慎重に扱いながら天井に合わせます。
DEAD MAN ここでも活躍。
出窓の高さに合わせ短くして、板を合わせている間サポートします。
板はしっかり同じ形になっているはずなのに、何故か上手くはまりません。
ほんの数ミリ大きい箇所があるだけで斜めになってしまい、角が合わなくなる。
ヤスリでちょっとずつ削って、合わせてみる、を繰り返します。
角を調整しているうちに、手前のラインがどんどん短くなっていき
結局3cmも余分にしておいたのが、ちょうどよい長さになりました。
別の面がちゃんと被さるように、フレームから飛び出している部分を
ヤスリで削って平らにします。
結構な量を削ったのですが、パルメザンチーズよりも簡単に削れたので
苦ではありませんでした。
窓の上は通常の四角形で済んだので、特に大きな問題はなし。
気をつけたのは、固定する前にフレームがある所をマークしておいたことです。
続いて、サイドの変形部分。
床から天井まで、一枚の板を使います。
隙間はなくしたいですが、板をぴったりの大きさにすることはできません。
まず板をハメることができないし、
きっちりし過ぎていれば、歩いて床板が動いた時の反動で板が割れてしまう可能性も。
なので天井に角を合わせ、床から1cmくらい上がっているようにします。
足元に注目!
これが現場のテクニックだそうな。
ハンマーとノミを組み合わせ、梃子の原理で浮いているようにします。
この状態を保っている間に、ネジで固定しました。
床との隙間は、今後スカーティングボードを取り付けたら見えなくなります。
側面を壁に合わせて逆L字型の様に切ります。
天井に合わせるプロセスがあったので、先に固定してから切りました。
わざわざ変形にしている理由は、コーナーは床板からの振動が集まりやすい為、
板を分けると板同士がぶつかって破損する恐れがあるらしい。
この後も、ひたすら同じ様な作業が続きます。
形に沿って板を切り、合わせて削って調整して。
↓
ネジで固定し、余分な所を削り落とす。この作業を繰り返しました。
板から粉が大量に出るので、部屋中真っ白に。
窓際の作業、ほぼ完成の図!
天井と同じく、繋ぎ目とネジの穴をカバーする作業がありますが
とりあえず完了です。
ちなみにビフォー↓
比べると雰囲気が全然違う!
そういえば、この作業をしていたのは2月終わりから3月のこと。
まだ陽が短くて、夕方5時には真っ暗になってしまいました。
平日、旦那が仕事から帰ってきてから作業することもよくあったので、
超強力な工事現場用のライトで照らしてました。
今は8時過ぎまで明るいので大分快適になりましたが、
この頃は寒くて暗いし、細かい事を気にしないといけない作業が多かったので、
若干うんざりしてきたことも。
毎日作業していた訳ではないけど、窓際の作業全部で3週間くらい掛かりました。
6面あるうち、やっと2面目ができた!