Lazy Cosy Home 

イギリスでDIY 家改造、菜園、保存食作りなど 土臭くやっています。 

家探し② 物件を見て回る。

住みたいエリアが決まってきたので、値段と条件の合う家を比較サイトで探す。
10軒くらいに絞りリストを作って、家ごとに違う不動産会社に電話で連絡。
内覧できる日時を尋ね、できるだけ一日で多く回れるように調整しました。

この時は旦那の仕事が入ってなかったので平日の昼間に行けたけど、大抵の会社は平日夕方5時まで、週末は土曜の午前中のみと限られた時間帯しか見れない。
日本と違い、客商売といえど週末は働きたくない人が多いみたい。

家の詳しい住所をその都度教えてもらい、直接家の前で業者と待ち合わせ。
ほとんどの場合まだ人が住んでいる状態で、内覧する時は不動産業者が鍵を開けて案内されることが多かった。
家主が居ないままズカズカと他人の家に入っていくのは何だか変な感じ。

私達が見るのはテラスハウスで、幅が狭くて縦に長い作り。
限られたスペースなので、間取りも似た様な感じの家が多かった。
同じような家を何軒も見ていると、段々どれがどれだかわからなくなってくる。
始めはぜんぶ写真を撮ったり気になる所をメモしたりしていたけど、結局ピンとくるかこないか。気に入った物件だけちゃんと記録するようにした。

結局どれもいまひとつだったので、改めて外せない条件をまとめてみた。

①ある程度の庭の広さ。 
ほとんどの家は庭とは呼べない小さなスペースしかなかった。
鉢植えが少し置けるかどうかという感じで、うちは犬もいるからこれでは困る。
②バスルームが広くて、二階にある。
今の家のバスルームがすごく小さくてストレスな為、ある程度の広さが欲しい。
半数くらいの家は台所の続きにバスルームがあるという作りだった。
排水管の関係なのだろうが、私は馴染めない。
③玄関スペースがある。
ドアを開けたらすぐにリビングルームという家が多い。
靴を脱がない人はいいだろうけど…せめて部屋のと間に仕切りが欲しい。
④立地条件。
実際に行ってみると、雰囲気的に好きじゃない場所もあった。
それと犬の散歩できる所が近くにあること。毎日のことなので結構重要。

できるだけ条件を絞ったけど、ひとつかふたつ条件をクリアできる家しか見つからなかった。特に庭の問題は、街の近くであるこの辺では難しい。
1軒だけ広めの庭付きの家があったが、屋根が壊れて数か所の壁に水漏れの跡があり、大掛かりな修理が必要だったので諦めた。

始めの10軒では見つからなかったので、また比較サイトで探す。
ネットでは庭の写真まで出ていないこともあるので、Google map の航空写真で確認してみた。けっこう近くまで見れて、便利なような怖いような。

更に4,5軒見て周った中で、ついにパーフェクトな物件を見つけた!
一番気に入ってるエリアだけど庭も大きく、バスルームも贅沢な程広い。
犬の散歩場所もすぐ近くにあり、全ての条件をクリア。家の状態も悪くない。

が、売り方に問題があった。
なんでもモダンオークションという形らしく、入札が決まったら前金を支払い、期限内にローンの手続きを済ませないとその前金は返却されないらしい。
その上オークション会社への手数料がとんでもなく高い。
そもそもどうしてこの家がオークションになっているのか疑問になった。
大抵は、現状住んでいる人が居らずリノベーションが必要な家などが多いが、人気のエリアでこの条件なら普通に買い手がつくはずなのに。
オークションの間も賃貸の人が住んでいる為、契約を結ぶ前に問題がないかチェックしきれない。これではリスクが大きすぎるので仕方なく諦めた。

がっかりしたけど、ひとつ収穫があった。
この辺りが場所的に一番気に入っていたけど、家も庭も小さいので諦めかけていた。
でも何故かこの通りだけは家が大きめで庭も広いようだ。
歩いてみるともう一軒売りに出ているサインを発見したので早速見に行った。

間取りや庭の広さは同じような感じだったけど、かなりボロボロで修理が必要な場所が多々ある。たぶん今の家よりも更にボロい。
長いこと老人が独りで住んでいたらしく、設備もかなり古い。
家の値段は手ごろだけど初期費用が掛かりそうだ。

でも天井が高く元の装飾も凝っていて、作りは立派。たぶんヴィクトリア時代の建物。
若干リスキーだけど、今までで一番気に入ったので不動産屋に問い合わせてみることにしました。