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イギリスでDIY 家改造、菜園、保存食作りなど 土臭くやっています。 

家探し。イギリスの家事情

私も旦那も家を買うのは初めてなので、わからないことだらけのスタート。

とりあえず【街の名前 HOUSE SALE】で検索すると、複数の不動産情報をまとめて探せるサイト rightmove などがでてきた。 地域や価格を設定すると膨大な量の情報を一気に比較して見ることができる。
家のタイプや部屋数、庭付きかなどの条件も入れればかなり絞られてくるので便利。

イギリスの家の種類

家といえば一軒家を想像するけど、デタッチドと呼ばれるこのタイプは庭もあって土地に余裕があることから郊外に多く値段も高め。
街の近くではセミデタッチドという二軒の家が一戸建てを共有しているものや、テラスドハウス という何軒もの家が連なった建物が一般的かと。5軒くらいのものから通り一遍に何十軒も同じ建物というのも珍しくありません。
他にもバンガローという一階のみの建物、元は大きな家だったけどフラット(アパート)に改築されている建物なども。

価格帯は場所によって、家の状態によっても変わってくる。
築年数は特に記されておらず、築50年以上経っている物件などザラ。
いま私達が住んでいる家も築80年は経っている。

もちろん新築には価値があるだろうけど、中古の物件が圧倒的に多い。
一概には言えないけど、新しくなるにつれコストが安くてスピード重視の建築になりがちで、昔の建築の方がしっかりしていて装飾なども凝っていると思う。
なので100年くらい前のヴィクトリア時代の建物は特に人気があり、古くても価格は上だったりする。
改築や増築する人が多いので、その何十年の間に家も変化してくる。
部屋数が増えていたり、キッチンやバスルームの設備が新調されていたり、内装の手入れがされているかなど。元は同じ間取りの家でもクオリティに差ができ、それによって値段が違ってくる。

街のどちら側か、同じ地域でも価格が違う。

この辺は都会と違って車で移動する人が多いからかもしれないが、街の中心地よりも駅やバス停からはとても歩ける距離ではない住宅街の方が価格帯が上がる。
良い学校が近くにあるかどうかというのもポイントだとか。
比較サイトにも近くの学校がどこかという項目がある。というのも公立の学校でも質にかなりの差があるらしい。
日本と違って高校受験はなく、住んでいる場所で学校が決まるので良い学校には頭の出来に関係なく裕福な家庭の子が集まるという仕組み。
受験がないのはいいけど、あんまり公平じゃない気もする。

私達が目星をつけていたのは街の中心地から少しだけ離れたエリア。
大学が近くにある為バーやカフェなど洒落た店が多いが、一本裏に入るとちょっと小汚い雰囲気の通りもちらほら。
すぐ隣は中東系のケバブ屋や八百屋、東欧系の酒屋などが並びここはイギリスなのか?と錯覚するインターナショナルな通り。
またそのすぐ隣の通りはスーパーや学校も充実していて子供連れの家族も多い。
住む人の生活スタイルや国籍もバラバラで面白そうな地域だが、この辺りだけでも道を一本隔てただけで価格帯がまるで違うのも興味深い。

その辺りから車で5分ほど北に行くと大きな公園とカレッジがあり、閑静な住宅街で家も大きくて価格帯も高めな地域がある。
しかしそこから少し行くとこの辺の平均と比べ、異常に価格の安い一帯があった。
どうやらジプシー的な人達が住んでいるらしい。どんなものか気になったので車で通ってみたが、独特の雰囲気が伝わってきた。
平日の昼間だったが子供たちや家族全員が家の前でブラブラしていたり、近くの原っぱにも年季の入ったテントやキャラバンで(恐らく勝手に)住んでいたりとかなり自由。
たくさんの人から物凄い勢いで視線を感じたが、ボロボロの白いバンから犬が顔を出してる姿は私達の方がジプシーだと思われかもしれない。

いろいろと回ったが、実際に見てみないとわからないものである。