寝室を作る!⑥ レンガ壁 プラスター仕上げ編
レンガの壁を均一にする為の下地、ボンディングコートを塗り終わり
今度はプラスターで表面を滑らかにして仕上げます。
10mmの厚さで塗ったボンディングコートに対し、プラスターはほんの3mm程度。
なので、下地が上手くいっていなければ修正することは難しくなります。
乾くのを待ってから表面を触ってみました。
全体的には均一であるものの、少し波打っている所が数箇所ありました。
しかし見た目には全くわかりません。
中には壁をナデナデしたい人もいるかもしれませんが、私達的には問題なし。
初めてにしては上出来でしょ! と旦那も満足していました。
プラスターを水と混ぜてミックスを作ります。
混ぜる工程はほぼ同じですが、軽くて柔らかいので断然扱いやすい。
ボンディングコートの時はこの板からはみ出そうなくらい
大量のミックスを作っていましたが、プラスターはこれだけ。
まず1回目のコート。
パレットに取り、コテで薄く延ばしていきます。
プラスターのミックスはわりとすぐ乾いてしまうので、
パレットの脇などに固まった塊が入らないように注意しました。
2mmの薄さという細かい数字に気を使いつつも、悠長にやっている時間はありません。
このコートが乾く前、40分以内に次のコートを塗らなくてはいけない。
最初のコートはとりあえず均一になるようにしました。
2回目はほんの1mmの薄さ。
これが最後のコートとなるので、なるべくコテで線をつけないように塗ります。
ついてしまった線を隠そうとしてまた余計に線をつけてしまったりということもありつつ、そんな時間はありません。
今度は30分以内に、コテだけを使って更に滑らかにしていきます。
30分後にもう一度繰り返します。
更に30分後、スプレーボトルで軽く水を振りかけてから、最後の仕上げでもう一度
コテで滑らかにすると、表面がシャイニーになりました。
煙突が通っている凸の壁は、
左右中央とサイドの小さい面に分けて塗っていきました。
ちょっと厄介だったのは、出っ張り部分のコーナー。
ガタガタだったラインを真っ直ぐにするため、
ボンディングコートを塗る際に直角のメタルを埋め込んであります。
そのまま塗るとプラスターの厚みでボコッと浮いたようになってしまうので、
事前にメタルから幅数センチの所を少しだけヘラで削ってから塗りました。
実際、気になったので我が家のリビングを注意して見てみたら、
案の定メタルのラインがくっきり。
こうして見るとやっぱり適当な作りなんだなぁ、と。
右側がプラスターを塗った後。
ボンディングコートの砂っぽい質感に比べて、ツルツルしています。
大変だったのは左側の大きな壁。
凸の壁のように分けることができないので、幅3m×高さ2.5mの壁を一気に塗ることに。中々の大きさだったので、二回目のコートを40分以内に塗ることは出来きませんでした。
4分の1は間に合わず、乾いて上手く吸い付かない箇所は塗りずらかったようです。
若干表面がザラっとしてしまいましたが、角で目立たない場所なので大した問題ではありません。
前回のボンディングコートの様に力仕事ではなかった分、気を使う作業でした。
最後のコートなので、ゴミなど余計な物が入らないようにと、
埃まみれの現場を何とかキレイに保つように気をつけました。
数日して表面が乾いた後、ちょっとした塊などを紙やすりで軽く削って
つるっつるに仕上げました。
ようやく、完成!!
思わず二人して壁に顔を摺り寄せナデナデしてましたが、
その光景は相当怪しかったに違いありません。
このプラスターを塗る作業は初めてだった旦那ですが、
シンプルな作業だけに、ミスが目に付きやすい為かなり緊張したようです。
少々気になる箇所はあるものの、結果は満足な仕上がりで一安心。
さて、この二面の壁はペンキを塗るだけ! なのですが…
実は作業のやり方などを調べている間、大きなミスに気がつきました。
完全に乾くまで5~7週間待たなくてはいけないらしいのです。
でないとペンキが上手く塗れず、最悪の場合水ぶくれのようになって剥がれてきてしまうそう。
プラスターのみの場合は2週間程度で良いそうですが、ボンディングコートは厚みがあるので乾くのに時間が掛かるみたいです。
後は新しい壁を作る作業と、フロアの修正を残すのみ。
どちらもそんなに時間の掛かる作業ではないので、
完全に作業する順番を間違えました。
早く完成させたいのに、じれったい!