Lazy Cosy Home 

イギリスでDIY 家改造、菜園、保存食作りなど 土臭くやっています。 

グリーンハウスの場所決めとフレームの設置

 

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mulberrybird.hatenablog.co 

組み立てたフレームをいろいろと動かしてみて、どこに設置しようか悩みました。

うちの庭は真夏以外、左半分にしか陽が当りません。
日陰では意味がないので、通路を挟んで左側のスペースを使うことにします。
真ん中の芝生か家周りのコンクリートの面にするか。

フレームの底面をスクリューで固定するので、
土の部分にするなら下に何か硬い物を置かないといけない。
グリーンハウスを置いたら芝は駄目になってしまうけど、できるだけ芝生は残したい。

コンクリートの上に置くのが簡単だけど、位置的にちょっと圧迫感があるし、
すぐ横の畑に犬が入れないよう柵があるので通路が狭くなってしまう。

結局、3分の2はコンクリートの面、残りは芝生部分にすることにしました。

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グリーンハウスの中で雑草が大暴れしないように、がっつり掘り返します。
くり貫いた根っこは、犬が引っかいて芝生が剥げてしまったところに被せてみました。

前のオーナーはフレームの下にレンガを二重にして置いてました。
少し高くすればドアも潜らなくていいし、中で真っ直ぐ立てる場所が広がります。
が、そうするとレンガが大量に必要になるし、セメントで固定しなくてはいけない。
そこで旦那が義父の農場にぴったりな物があるのを思い出しました。

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このブロックは業務用の大きなグリーンハウスを建てる時に使われていた物です。
半分以上は地中に埋めて、先に付いた金具で固定できるらしい。
私達はそこまで強力なベースは必要ないので、横に向けて使うことにしました。

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掘り起こした地面を平らにして、コンクリートの面と合わせ、

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ブロックが長すぎる箇所はハンマーで砕いて調整。

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なるべく端に寄せたいのでフェンス脇も掘り、敷いてあった玉砂利から土を振るい落とす地味な作業を繰り返しました。

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ブロックをしっかり埋め込み、平らにしました。
どんな感じになるかフレームを置いてみましたが、ドアのサッシが一段低くなっていたので、いずれにしろ段差を付けなければいけなかった事が発覚。

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何度かパズルをして、更にもう一段ブロックを載せました。
ブロック自体がめちゃくちゃ重いので、セメントで固定する必要なし。
置いただけで安定しました。

掘り返した地面は、後で肥料をまいてポットじゃできない作物や小ぶりの木を植える
スペースにすることに。

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ネジで留める箇所にドリルで穴を開け、

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ハンマーで直接打てるタイプのスクリューキャップを使ったので、フレームを動かさずに済み手間が省けました。

これでフレームの設置は完了し、あとはガラスの取り付け。
しかし既に計5枚割れてしまっているので、これも義父の農場へ拝借しに行きます。

 

 

つづく

自家製グリーンハウスを使っていたけど、ガラス製をGumtreeでゲットした!

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我が家の庭は縦に細長いですが、割とスペースがあります。
芝生が綺麗に生えず雑草だらけだった端の方に畑を作り、野菜を育てています。
グリーンハウスがあれば発芽させる時も便利だし、栽培できる幅も広がるのでずっと欲しいなと思ってました。

去年までは手作り感満載のミニグリーンハウスでやり繰りしてました。

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前面もバブルラップで覆って、フック付きのゴムで横から留めるシステム。 
外よりは暖かいので何とか使えたんですが、いくつか問題がありました。
まず開け閉めが面倒、温度差が激しい、偶に灼熱の熱気で苗を焼いてしまうなど。

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これも案外使えました。箱(クレート)の上に、棚の扉だったガラスを載せただけ。
ビニールシートを敷いて水を少し張っていると発芽しやすかったです。

改善が必要だなと思ってましたが、結局バブルラップをうちの犬が全部引きちぎってしまったので、もうちゃんとしたガラス製のグリーンハウスを置くことにしました。

年末から中古の物をネットで探していたのですが、最近Gumtreeで見つかりました!

www.gumtree.com

Gumtreeはヤフオクや楽天の様な個人の間で取引ができるサイトですが、会員手続きの義務や使用料金などはありません。相手への連絡も直接できるので早い者勝ちという感じ。シンプルで使いやすく、利用者も多いです。
世界中何カ国かで展開しているようですが、日本にサービスがないのは残念です。
あらゆるジャンルの取引があって、以前も車やカーペットを買う時、シェアハウスや職場までこれで見つかりました。

さてグリーン ハウスですが、私達が探してた2m×3mの大きさでガラス製の物は、
大体£50-£150くらいで売られていました。
取り外しも引き取りも全部自分でやってね、というのがほとんどです。
あまりに安い物は朽ち果てそうにボロボロな物が多いので、ある程度状態の良さそうな物を探しますが、値段が高かったり場所が遠かったり。
やっと近場で条件も良しというのが見つかっても売り切れだったりと、なかなか見つかりませんでした。

数日前、ちょっと忘れかけていた頃に何となくチェックしたら、ありました。
近場だし写真を見た限り状態も良く、なんと無料。しかも投稿は一時間前。
電話どこ!!メールじゃない、今すぐ電話しなきゃ!と軽くパニックになりつつ相手に連絡すると、私達が一番乗りでした。

住所を教えてもらい、週末だったので翌朝引き取りに行くと伝え、取引完了。
インターネットって凄い。
とはいえタダより怖いものはない事は知ってるので、あまり期待し過ぎないようにしていましたが、ガラスが2枚欠けているだけで問題なさそうでした。

私達の車はVAN (ハイエース的なやつ)なので何とか収まりましたが、普通の車ではトレーラーがないと無理。だからすぐに引き取りに来れるなら無料でいいとのことでした。彼はこんな使い古した物に値段付けて売ってる人が信じられないと言ってました。
私達はこれが無料だなんて信じられません。価値観の違いですね。
とは言え、案外ソファやベッドなど大きい物ほど処理が大変なので、状態の良い物も無料の事が多いです。

譲ってくれた男性はグリーンハウスを分解する作業も手伝ってくれて、使っていた棚や肥料などもくれました。彼は思い立った翌日に全部処理できてスッキリ!という感じで、お互いに良い取引でした。

何十枚もガラスがあるので形ごとにマークをしたり分別して、慎重に車へ積み込みました。が、バブルラップを適当に敷いただけだったので、運んでる途中更にガラスを2枚割ってしましました。 

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 やっと解体した物をまた組み立てます。

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苔がびっしり付いていたのでブラシで洗いました。

ドリルでフレームを地面に固定させるので、どこが使いやすいか置き場所を考え中。
今年はいろいろと栽培できそうなので楽しみです。

 

寝室を作る!② 天井の取り付け編

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天井がないと一気に寂れた感が出るんです。寒いし埃も落ちてくるし。
電気配線がほぼ終わったので、念願の天井に取り掛かります。

平面の壁はプラスター(漆喰)を塗る予定ですが、
天井はかなりハードルが高そうなのでプラスターボードを使うことに。
↓ここで木材などもまとめて購入しました。
Build It 4 Less > Plasterboard > Standard Plasterboard


旦那が以前一階に付けてくれたベニヤ板と違って、これは重さが30KGもあります。
石膏の塊ですから、めちゃくちゃ重い。
サイズが小さければ問題ないけど、2m×1.2mの平面だと重さの種類が違います。
しかも意外に繊細だから困る。
角はすぐボロっとなるし、ちょっとの衝撃でひびが入ります。
なので慎重に狭い階段を通って二階へ運びます。

しかし問題は、この重さの板をどうやって真上で支えるのか?
ねじで留める間しっかり固定していなくてはいけません。
いろいろ調べて、このお兄さんを参考にしてみることにしました。


how to put a plasterboard ceiling up on your own at height

これならいけそうです。

ソファだった廃材を使って作りました、DEAD MAN!(と呼ぶらしい)

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柄の部分を天井の高さにすれば、しっかり支えてくれます。
私が真下でデッドマンを持って待機し、旦那がボードを持ち上げ、
丁度いい所で挟みキックして固定する。という流れで上手くいきました。

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板はなるべく少なく区切った方がいいそうですが、大きいほど大変です。
変形している所は小さめにするなど調整しながら、結合部分が同じラインにならないように区切りました。

歯を傷めるので、古いノコギリを使ってプラスターボードを切ります。
あまり誤魔化しが効かないのでぴったりの大きさにしたいのですが、この家はどこもかしこも斜めなので形が合わない。壁やフレームに合わせて測っても、それ自体が曲がっているので角ごとに長さが違う。やってられません。

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このおろし金のような物で削り少しずつ形を合わせていきますが、
こっちの面を削ったらあっちの面が短くなるというパラドックスに陥ってしまい、
なかなか思うように進みません。
結構簡単に削り落とせるので、少し大きめに切った方が取り返しがつきます。

出来た物を天井に固定し、まず角をねじで留めます。
フレームがある場所に線を引いておき、それに沿って更に数箇所ねじで留めます。

数日掛かって出来ました!

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 天井があるだけで、ぐっと部屋っぽくなりました。
あとで結合部分を隠す作業がありますが、とりあえず完成です。

寝室を作る! はじめての電気配線

 

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こんな所からスタートです。
写りたがりの犬がいますが、ちょうどこの辺には壁のフレームだけ残っていました。
古くて取り壊したので、今後新たに作る予定です。

まずは壁や天井を取り付ける前に、コンセントや電灯の電気配線をすることに。
と言っても、さすがに電気関連まで旦那にやってもらおうと期待していなかったんですが、これも自分でやると言い出しました。
多少知識があるのは知ってるけど‥ここはプロの領域なんじゃないの?そもそも自分でやっていいのか?と疑問でしたが、イギリスではOKだそうな。
バスルームなど検査が必要な場所もあるようですが、素人が勝手にいじって良いなんて凄いですね。事故とかありそうですけど。

 とりあえず天井からぶら下がっていた古い電気ケーブルを取り除く作業から。
過去80年に渡って使われてきたケーブルがそのまま放置されぐちゃぐちゃになっているのは、これまでも素人がやってきた証拠。
1930年代に使われていたと思われる部品なんかもあって、これアンティークなんじゃないの?!などと言ってましたが、全部捨てました。

使用されているケーブルとそうでない物を整理するのに相当時間を取られ、やっと配線に取り掛かります。

私は全く役に立てそうにないですが、旦那はこれらの本を買って勉強してました。

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コンセントの場所を決めて配線図を引き、いろいろ計算し、取り付けました。
何だかんだ一週間くらい掛かってたと思います。

とざっくり終わってしまいましたが、私は電気配線に関して一切ノータッチなのでよくわかりません。どこに電気が通ってるかもわからないケーブルなど、文字通り触りたくもありません。

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一応本も眺めてみましたが、基礎知識も何もないので、記号や数式など理解不能。
全然頭に入ってこないしイメージも沸かない。

男脳と女脳の違いかな?などと言い訳してみる私が中途半端な説明をしたところで
何の意味もありません。
日本では(というかほとんどの国は)ちゃんと資格が必要みたいですが、DIYが好き過ぎて免許まで取っちゃった方もいるみたいですね。
詳しくはこんな方を参照してみてください。
DIY 日曜大工で家をつくる 電気配線を自分でやるには

 

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そんなこんなで電気が通るようになりました。 
寝室はまだですが、廊下にコンセント付けました。

 

廃屋から住みやすい家へ。以前のDIYリフォームと次のステップ。

おととし、とある理由で8ヶ月程日本へ帰り実家に住んでいる間に、
「家ってこういうもんだよな」と普通の感覚に戻り掛けていていました。

旦那と離れているのは淋しかったけど、あの寒くてボロい家にまた住むのかと思うと少し気が重くなったのも事実。
日本から帰ってくると、旦那が家の一階スペースを大改善してくれていました。
廃屋から一転、見違えるようになっていてもう驚きと感動!

薄汚れた黄色や緑だった壁を塗り替え、ボロボロの床板にカーペットを敷き、中間の部屋にはなかった天井を取り付けてくれて、印象がガラっと変わりました。

 特に大仕事だったらしいのが薪ストーブの設置。

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煙突に長いパイプを通したり、暖炉上の大きな石を取り付ける作業は友達にも手伝ってもらいながら大掛かりでやったそう。
暖炉周りに漆喰を塗ったり、タイルを張るのも初めてで苦労したみたいです。

もうこれなしでは冬を越せないほど大活躍!
部屋が温まるまで時間が掛かるけど、熱は長持ちすると思います。
鍋を載せて料理もできるし便利です。
去年は意地でもヒーターを使わずこれだけで乗り切りました。

以前は剥き出しレンガのままで、単なる穴でした。

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ダンボールが痛々しい。
風を抑える為だったかなんだか、とにかく間に合わせでした。
ガスストーブ置かれてたらしい穴で、ただ焚き火をしているようなものです。
煙突もちゃんと通ってなかったらしく天気によっては部屋中煙たくなることもありました。いま思えば危険過ぎる…。
レンガを保護するため奥に鉄の板が入っているのですが、義父が廃材の鉄を溶接して作ってくれました。

ガレージの前に薪置き場も設置。まとめて薪割りして、一ヶ月半から二ヶ月分ストックしておけます。

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ポスト。これでもう郵便物がべちゃべちゃになりません。

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暖炉横の凹になっている壁に棚を設置。他にも五つあります。
家中の窪みに棚ができて便利になりました。

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レンガに漆喰を塗っている時間がなかったから適当に色を塗って誤魔化した、と言っていましたが私はお気に入りです。
他にもいろいろありますが、ストーブと部品以外の材料は廃材や貰った物だけで済ませたそうです。
旦那の親族はやたら物持ち(何人かは若干買い物依存の気あり) が多いので、こういう時とても助かります。なのでカーペットもちぐはぐだったりするんですが、何だか私達っぽくて好きです。
そんなこんなで以前よりずっと住みやすくなり、しばらく満足していました。

が、一年経って慣れてきてしまい欲が出てきました。
これまでいろいろとやってきたのを見て、「寝室の一部屋くらいすぐ作れるんじゃないか?」と勝手に考え始めました。

現在はキッチンとリビングの間にある中途半端な空間を寝室として、
ベッドや身の回りの物など全てここに置いてます。
あまり便利とは言えない場所で、何かと面倒なことが増えてきたし少々手狭にもなってきました。それにベッドのすぐ隣にはトイレ、真上にも二階のトイレという気持ちの悪い場所も気になります。
ここ以外に場所がないので仕方なかったけど、寝室があれば全て解決します。
二階にスペースがあるのに使えないのはもったいない!

と旦那をけしかけますが、大変さを知っているのでなかなか応じてくれません。
私も役立たずなりに手伝いますけどね…どうやらカウントされてない様子。
以前のリフォームは応急処置的にしただけで細かい所は雑だから、寝室をイチから作るのは別物だと言います。費用も時間もかなり掛かるだろうと。
確かにほぼ何もない所からのスタートなので、大変な作業になります。

ですが旦那もそろそろ寝室くらい必要だと納得はしています。 
他のもっとイケてる街に引っ越して家を借りるという案も出ました。
その方がずっとラクだし魅力的でもあるんですが、
2,3ヶ月分の家賃で寝室のリフォームは可能です。しばし悩みました。

結局、何だかんだやっているうちにこの家にも愛着が沸いてきたようで、
寝室を作ってもう少しここに住むことにしました。

外より寒い家はもう御免。DIYで断熱材を設置する方法

 イギリスで初めて越した冬は、まぁ悲惨なものでした。

家の中にいるだけなのに足に霜焼けが出来きて、スキー用のズボンを履いてたり。
冬の間は家に陽が当らないので、天気の良い日は外で日光の下にいるほうがマシ。
歩いて少し体が温まってから家に帰って来ると、寒っ!!となるなど異常な状況。

「なんて寒い国なんだ!」と思ってましたが、それはイギリスのせいじゃなくて、
この家が寒いのだということに気がつきました。
大抵どこの家でもセントラルヒーターを付けていて、家中どこでもふんわりと
暖かいんですよね。
我が家には天井がないし隙間だらけで断熱材すら入ってなかったから。


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暖かい空気は上に昇っていくものらしいので、いくらヒーターを入れても熱気は
二階に逃げ、そのまま断熱材なしの屋根から外に出て無駄になってしまう。
だから部屋が暖まることはなかったのです。

天井がない状態↓

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ここでは一年の半分は冬なんじゃないかと思える程に寒い期間が長いので、
家の防寒対策は非常に重要です。
なので私達は応急処置としてバブルラップのシート(割れ物を包むプチプチの巨大版)を義父の農場から拝借し、家中の天井や壁がない箇所にステイプラー(平面に使えるホチキスの強力版)を使って貼り付けました。
空気が間にあると熱を保持できるのだとか。ダンボールが暖かいというのと同じことでしょうか。
改めて屋根裏の様子を見て驚きましたよ。
木枠と屋根瓦の間にはブルータープみたいな素材のペラペラのシートが付いてる
だけで、そこらじゅうに穴が空いていて風を感じました。

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※写真は設置後

このシートは何?付け替えた方がいいの?といろいろ調べたんですが、特に必要ではないようで、たぶん建設中に屋根瓦がない間の雨や埃よけなんじゃないかと。

 

屋根に断熱材を設置する方法 

木枠の上から断熱材そのままの大きさで取り付ける方法もありますが、
それだと木枠+断熱材の厚さになるので大幅にスペースを使うことになります。
その方が断熱材をいちいち切らなくて済むので簡単そうですが、
我が家の場合は屋根裏部屋を使用したいので、木枠の形に断熱材を切ってはめ込むことにしました。

購入する

以前はinsulation rollという綿みたいなものが付いていましたが、
今は板状(Insulation Board)が主流です。
まずは屋根の内側全体の長さを計り、大体の面積を計算しました。
2400mm×1200mmの大きさの物が何枚必要になるか割り出します。

木枠の表面からの深さを測ります。
屋根と断熱材の間に少しスペースが必要なので、その分を考慮して厚さを決めます。
厚さは50mmから100mmまでいろいろありますが、通常は60-70㎜だそう。
もちろん厚い程良く、価格も比例します。

私達は50mmの物を購入し、30mmの空間を残すようにしました。
できるだけ厚くしたいという場合は、各枠の間に平らな木材などでストッパーを付けておくと良いかと。

こちらで購入しました。
Celotex GA4000 Insulation Board | Insulation | Pitched Roof Insulation | Insulation Boards | | Insulation Express

木枠の大きさを測る

 屋根の長さは5m近くもあったので、取り扱いしやすいように4つのセクションに分けました。

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それぞれのセクションの長さを決め、上の幅と下の幅をミリ単位で測ります。

見た目は真っ直ぐでも結構曲がっていて、偶に2cmも違うこともありました。
“二度測って一度切る”という言葉もあるらしい。
確かに後でちょっとだけ切る方が大変なので、なるべく正確に測ります。
枠ごとに番号を振り、上下の幅をメモします。

切断する

私達は下のセクションから順に始めました。同じ長さで板の無駄が減ります。

普通のノコギリを使用しましたが、歯を痛めるので古い物を使ったほうが良い。
上下の幅に沿って線を引いてから切断します。

小さいと隙間ができて効果が薄れるし、落ちてきてしまいます。
ほんの1、2ミリ大きめくらいの気持ちで切るとちょうど良いです。

左右の端を少しだけ糸鋸で角度をつけておくとはめやすい。(かなり手間)
枠ごとの番号と上下を板に書いておくと後で混乱しないので便利。
一気に全て切らずに、始めは数枚ずつ様子を見ながらやると失敗が少ないです。

設置する

木枠の表面と平行になるようにはめ込みます。
ぴったりの大きさになっていれば手でノックするだけではまりますが、
大きい場合は、平たい板を挟んでゴムハンマーで少しずつ叩きます。
これは一箇所に力がいかないようにするため。押し過ぎ注意。
余りにも簡単に入ってしまう場合は、小さ過ぎるかもしれません。
ちょっと押し込まないといけないくらいが丁度良いです。

ほとんどは普通の四角ですが、柱が組み込まれている箇所は変形しているので、
角度もつけて切らなくてはいけません。
プロは全て測ってやるのでしょうか?わかりませんが、旦那はほぼ勘でやってました。何枚か失敗しましたけど。
枠に合わせながら糸鋸で少しずつ切って形を作りました。


フォームで固定する 

設置が終わったら、expanded foamというスプレーを全ての間に付けます。大量の泡が出てきて時間が経つと固定します。24時間以上経ったら、糸鋸で平行にカットします。思いっきりはみ出て床にも落ちますが、後できれいに取れるので大丈夫です。乾く前に下手に触ると余計に散らかります。
但し服や肌にはこびり付くので、必ずグローブと汚れてもいい服で作業すること!
手がゴワゴワになり、金たわしでこすりまくっても取れずに数日ついたままでした。

以上、私達は三日間フル稼動しました。

費用は£400程でした。
家の広さにもよるけど、通常£1000-1500掛かるらしいです。

 

義父と我が家とスクウォット

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 ここへ越してきて二年半経ったもの、未だ半壊状態のこの家。
元は仮住まいのつもりでいましたが、あと数年はここに住むことにしたので
もう少しまともにしていくことにしました。

我が家は本来であれば寝室が三つある立派な家です。
こちらでは典型的なタウンハウスと呼ばれる連なった作りの建物で、壁と煙突を隣と共有していますが中は一戸建てとそう変わりません。
しかし二階は全く使える状態ではないので、一階スペースでのみ生活しています。
我が家と言ってますが、実際ここは旦那のお父さんの持ち家です。

この家に住むことになった成り行きですが、
当時の私達は長い旅を終えたばかりでまだ結婚など考えておらず、とりあえず私の観光ビザが切れるまでは彼の地元に滞在するというつもりでした。
始めは義母の豪勢な家に居候させてもらっていましたが、お互いに気も使うのでそう長くは居座れません。そこで旦那から、「ボロいけど家賃なしで誰も住んでいない父の家がある」と提案があったので早速見に行くことに。
同じ町内のメインストリート近くにその家はありました。思ってたよりもちゃんとした外見だったので、期待しながら中へ入って見ると

そこはまるで廃屋の様でした。
埃まみれで、汚れた服や食器など雑多な物が散らばっている。
壁のペンキは剥げ落ち、漆喰が崩れて剥き出しになったレンガが見える。
床から釘が飛び出し、天井すらない所もある。
……夜逃げか?それとも何か不吉な事が…と連想させる程に廃れている。 

「こんな状態だから家賃を払う必要などない」と言う旦那。
以前の私でしたら、こんな廃屋に住めるか!などと言ってたと思いますが、
これまでの数年間はバックパッカーのたこ部屋、キャンプや車の中などで
暮らしてきたお陰で、輪を掛けて土臭く逞しくなった私は、
「屋根と電気にプライベート空間まであるだけマシ」と思えるようになりました。
タダで住めるのなら、何とか住めるようにしようと頑張ることにしたのです。

さて、この家がなぜこんな状態なのかと言うと。
旦那が産まれた30年程前、義父と義母はバーゲン価格だったこの家を見つけ、
改築して高く売ろう!と投資目的で購入しましたが、勤め先の農場に家を持っているのでここには引っ越してきませんでした。
元々この計画は義母の勧めが大きかったようですがその後離婚してしまい、
スーパーマイペースな義父が本気で改築に取り掛かる日はやってきませんでした。

これまで義父の子供達4人(旦那の腹違いの姉と兄三人は10才以上年上)、
前の奥さんとその新しい家族、農場で働くポーランド人達などが住んできました。
旦那も学生の頃は空き家だったこの家でパーティをしたこともあるとか。

何年か前にしっかり者でガス管関係の仕事をしている長男の義兄が見かねて、
やる気を出しました。家中にセントラルヒーターを設置し、台所やバスルーム、
窓枠やドアなどを新しい物に付け変えました。
しかし働き者だが、家の事に関しては時間もお金も使いたくない義父。
今後の計画や費用の相談をしてもなかなか進みません。
なので結局、忙しい長男は匙を投げてしまいました。

その後は三男が引き継ぐ事に。
設備は一新されても1930年代に建てられたこの家は至る所に限界がきていて、
家全体の改修が必要でした。
彼は何年かの間ここに住み、壁の漆喰や天井を取り外すなどしてきたようですが、
長男のようにしっかり者ではない三男は、何故か全てを放ったらかしたまま
どこかへ去ってしまいました。

それから更に数年が経ち、この家に住むことにした私達の最初の仕事は、
三男の残した薄汚れた荷物や食材、ベトベトに油の固まったオーブンなどを
片付けることから始まったのです。

私はここに住むことを“合法スクウォット”と呼びました。
スクウォットとは何らかの理由で所有者がいなくなった廃ビルや空き家などへ
勝手に住みつき、占拠してしまう事です。 
私達はもちろん所有者に認められていますが、気分的にはそんな感じでした。
というか実際にこの家でも、以前に誰かが勝手に寝泊りしていた形跡を見つけた
ことがあるらしい。

あの頃に比べると百倍は良くなったと思いますが、必要最低限しか着手しておらず大きな改装はしてないので現在も普通の家と呼べるような状態ではありません。

「義父は今後この家をどうするつもりなのか」
というのはもはや一家の謎となっています。わかっているのは、
“これからもこの家に住む予定はなく、空き家であるよりマシなので私達が住むことにも異存なし。“ということだけ。
いつかは改築を完成させ売るつもりでいるようですが、なぜか誰にもはっきりとした事を明かしてくれません。

とまぁ失礼なことばかり言ってきましたが、凄くいい人でちょっと変ユニークな義父にはお世話になりっぱなしなので、感謝の気持ちしかありません。

旦那のDIY精神と手先の器用さは義父譲りでして、“工具の図書館”と呼んでいる程
彼の家には何でも揃っており、廃材その他いろいろな物を譲ってもらったりと
よく助けられています。
彼がマネージャーを務める農場は、以前かなり大規模な場所でした。
80年代にはひとつのグリーンハウスが世界一大きいとしてギネスに載った事もある程で、外国からの労働者もたくさん来ていましたが、段々と縮小していき昨年ついに閉鎖することが決まってしまいました。
とても残念ですが、そのような状況なので農場で使われなくなったあらゆる物を
使用できる環境なのです。

何だかんだやっているうちにこの家にも愛着が沸いてきたし、(あとタダだし)これから数年の間も住ませてもらうことになりました。
なので家の事について義父といろいろと相談したいこともあり、お礼も兼ねて食事に誘っているのですが、やはりなかなか時間を取ってくれません。

そんなことを経験者である長男の義兄にこぼしたところ、
「マックス(飼ってる犬)に何かあげる物があると言って呼んでみたらいいよ」
と言われて、なんでやねんと思ったら
奥さんと子供以外には協力を惜しまない
と家族内でジョークになっているとか。やっぱりちょっと変わった人であります。